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中医学でみるカラダ(気・血・津液)

ヒトの体は何からできているでしょうか?

現代科学では、人体の大部分は水だということが分かっています。

その他にも脂質、タンパク質、糖質、核酸(遺伝子などの構成成分)など様々な物質に分けられます。

それらをさらに細かくすると、炭素、水素、酸素、窒素、ナトリウム、カリウム、カルシウム、などの多数の原子から作られていることが分かっています。

中医学での人体の考え方はよりシンプルです。

人体は気・血・津液・精・神という5つの物質に分かれます。(日本語の「精神」はここに由来するとも言われています)

ヒトのからだを考えるうえで特に重要なのが気・血・津液です。

気:体を構成する基本物質(現代科学でいう原子のようなもの)

血:血管を流れる赤い液体(血液とほぼ同じ)

津液:人体に含まれる水分(身体の潤い成分、分泌物、関節液など)

さらに、それぞれが独自の働きを担っています。

気:物質を動かす、温める、変化させる、身体の防御と修復、物質をあるべき場所に留める。

血:全身に栄養と潤いを与える。精神を安定させる。

津液:血が届かない場所も含めて、全身に潤いと栄養を与える。

健康な人には気・血・津液が十分にあり、それぞれが効率よく働いています。

何らかの原因で、不足や機能の異常が起きると、体調不良となって現れてきます。

職場に例えるとイメージがしやすいかもしれません。

十分な人手や資金があり、職員が健康で、人間関係や部署間の連携が良好だと仕事はスムーズに進みます。

人手や資金の不足、職員の体調不良、人間関係のイザコザなどがあると仕事は滞り、最悪の場合、会社なら倒産してしまうかもしれません。

気・血・津液が今どのような状態にあるのかを把握できれば、生活習慣の改善や、漢方薬などでの対策に一歩近づきます。

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