早いものでもう7月。

「1年が半分終わってしまった」と捉えるもよし。「あと半分も残されている！」と捉えるもよし。私は後者のように、ポジティブに捉えていきたいと思います。

本日は、この時期気になるダイエットのお話。

「水をたっぷり飲んで痩せましょう」という謳い文句って結構多いのですね。

ネットで色々と検索してみると「新陳代謝と老廃物の排出が促進されるので、ダイエットに効果的です」と、まことしやかに書かれているではありませんか。それも一つのサイトではなく、多数のサイトに。

水を多く摂ると、新陳代謝が上がる…？老廃物の排出が促進される…？

何だか怪しい。と考えてしまいます。

「1日に2リットル以上は飲みましょう」のような記載もちらほら。2リットルはなかなかの量です。若かりしころ、真夏の部活ではそのくらい飲みましたが…今は確実にお腹チャポチャポになる自信があります。

何か根拠はあるのかと思い様々なページを覗いてみるも臨床研究による裏付けは特になし。厚生労働省の「健康のため水を飲もう」推進運動でも1日1.2リットルが推奨されている程度です。

うーん…。

悩んでしまいます。

中医学的に考えると、水の摂りすぎは身体に負担をかけるために好ましくないのです。

身体が処理しきれない水分は、痰飲水湿（たんいんすいしつ）という「老廃物」に変化し、様々な不調をもたらします。

常温の水やお湯であっても、摂り過ぎれば同じことです。痰飲が溜まると浮腫んだり、肥満につながります。

西洋医学風な考え方と、数千年に渡り紡がれてきた中医学の考え方が、バッティングしております。

こんな時は論文などで、最新の知見を調べるのが吉。医学の常識が新しいものに変わるのは日常茶飯事です。

結果は後日、ご報告いたします。