薬局のブログです。中医学、漢方に関する記事などです。

漢方服用攻略法〜飲みづらさとの戦い

私は薬剤師になって10年以上経ちますが、粉薬を粉のまま服用できるようになったのは就職してから、複数の錠剤を一度に飲み込めるようになったのはつい2、3年前・・・というくらい薬を飲むのが苦手です。

今回は、私が今まで漢方を飲むにあたり、いかに飲みやすくするかについて考えてきた事を記事にしたいと思います。

粉末状の薬がうまく飲み込めない、むせてしまう・・・という方

漢方薬製品の大半は粉薬だと思います。生薬を煎じた液体を各種製法を使って乾燥し、粉末状にしていることが多いです。

「そもそも粉薬自体苦手・・・」という方、大人の方でもかなりいらっしゃいます。オブラートを使っても良いのですが、漢方薬は1回分が2〜3gとかなり多量なのでオブラートで包むのも大変です。

粉のまま服用した方が私は楽でした。粉薬を口の中に入れるとき、舌の上の中央より少し奥側に乗せることをイメージして、1包を2〜3回に分けて飲むと飲み込みやすいです。

それでも厳しい・・・という方は少量のお湯に溶かして液状にして飲むことをオススメします。お湯の量の目安としては30~50mLくらいです(それより多いと飲むのが大変になります)。当店で取り扱っている粉薬はお湯によく溶けます(水でも溶けるものがあるくらいです)。
病院などから処方される漢方薬の中には一部、お湯で溶け残ってしまうものもありますが、そのような時は電子レンジで20秒ほど温めてお湯の温度を上げると溶けると思います(かなり高温になるので火傷にご注意ください。溶けた後、水で少し薄めると温度も下がり飲みやすくなります)。

そもそも漢方の臭い・味がどうしてもダメ!溶かしてもダメ!という方

漢方薬は、さまざまな生薬の組み合わせなので、辛いもの、苦いもの、酸っぱいもの、甘い(甘ったるい)もの、渋みのあるもの・・・味も様々です。この味の違いは特に煎じ薬でよく出ると思います。元々漢方薬は「味・臭いも効果のうち」ですので、味や臭いをしっかり感じて服用することで効果も上がるかもしれません。しかしダメなものはダメ!という方もおられると思います。

基本的に飲食物は、冷やすと味・臭いは感じにくくなります。漢方にも同じことが言えます。例えば煎じ薬の風味がダメな方は、飲みたいタイミングより早めに煎じてしまって冷蔵庫などで冷やし、温め直さずにグイッと飲めば飲みやすいと思います(薬の内容によっては効果はやや鈍ることもありますが、全く飲めないよりはマシということです)。

また、薬に何か混ぜてみるといいかもしれません。私が良く混ぜるのは蜂蜜・黒蜜です。これらは漢方特有の風味とよく合います。我が家の子供たちは蜂蜜を混ぜれば大抵の漢方は飲めてしまいます(ただし1歳未満のお子様には蜂蜜はオススメできません)。
また、飲んだ後の口直しは自由ですので、服用後すぐに何か好きな物を飲食するのもいいかもしれません。個人的にはチョコなど舌に味が残るものがオススメです。

薬の服用を頑張った自分へのご褒美ですね!
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