オンライン飲み会のすすめ
新型コロナウイルスの感染拡大で誰もが不安な日々を送られていることかと思います。一方、思わぬ副産物として「オンライン飲み会」も巷で流行してきています。
店主も最近、楽しんでいます。秩父という田舎にいながら、全国の友人たちと飲み会ができることが幸せ。
今までは飲みすぎて気持ち悪い中、22時過ぎの電車で2時間近くかけて帰宅、ということが少なくなかっただけに、終電を気にせず飲めて、終わったら歯磨きをして部屋で寝るだけ、なんて夢のようです。
中医学でみる「お酒」
お酒と言っても種類は様々。中国で主に飲まれてきたお酒は、日本の焼酎、日本酒に近いものに該当すると考えれます。ビール、ウイスキー、その他蒸留酒もほぼ同じ効能と考えています。
ワインに関しては少し特殊なようで滋養強壮、解毒作用もあるようです。
中医学的にみた、お酒の一般的な効能は「行気活血、散寒止痛」です。
お酒は体のエネルギーである「気血」の流れをスムーズにします。さらに体を温め、各種の痛みをとる作用もあるそうです。
「気血」の巡りを悪くする原因として最も多いのが、発散できない「ストレス」です。運動不足も加わると、「気血」はどんどん滞っていきます。不安や悲しみ、恐怖、怒りといった感情も「気血」を滞らせます。
気血が滞るとイライラしたり、気分が塞がったり、場合によっては張り痛み、胃腸の不調などが起きてきます。
新型コロナウイルスの影響による外出自粛で、多くの方がストレスを感じていると思います。気血の滞りが長期に渡ると免疫力も落ちますし、万病の原因になり得ます。
オンライン飲み会で気血を巡らせる
すでにお気づきかと思いますが、オンライン飲み会はストレス発散に効果的と考えられます。
適量のお酒を飲むだけで、気血の巡りが良くなります。
お酒の有無に関わらず、親しい友人と楽しい話で盛り上がることで気血が巡ります。
何らかの事情でお酒を飲めない方は、その分会話で楽しみましょう。
適切な飲酒で楽しい時間を過ごせれば、気血が巡り、免疫力を整える一助となるでしょう。
飲み過ぎは禁物!
ただオンライン飲み会を重ねるうえで、最近気づいたこと「お酒の減りが速い…!!」
注文しなくても飲めるし、お金も大してかからないし、ということで飲酒量は多くなりがちです。過度な飲酒は気血を消耗し、逆に病気を招くのでご注意を。できるだけ会話で気血を巡らせるよう心がけましょう!