ここ1週間、漢方相談では花粉症の話題が尽きない。
花粉症の症状で新規相談にご来店いただく方も中にはいらっしゃるのだがこれは少数派。常連さんとお話ししながら、「そういえば花粉症はどうですか?何か対策は必要そうですか?」と聞くことが多い。
ただ、常連さんは「漢方を始める前よりひどくないからもう少し様子を見てみます」となることが多いように感じている。押し売りもしないので、当薬局で花粉症の対症療法の薬はそれほど売れない。苦笑
普段から別の症状で飲んでいる漢方が花粉症の根っこの部分に効いているためなのか、それほど強い症状に悩まれる方は少ない印象だ。元々ひどかった方でも、抗ヒスタミン薬を使うのを我慢できていたりするから面白い。
普段から漢方を飲むことで、粘膜のバリア機能が高まっているのだろうか?待機するIgEやマスト細胞の量が減っているのだろうか?などと仮説を立ててみてはいるが、まだ検証はできていない。論文などを調べれば既に研究されているだろうか?
いずれにせよ漢方を長期服用されている方がどちらの方向に向かっているのかを評価するのには、都合の良い季節だと思っている。