今日のテーマは「人はなぜ病気になるのか?」です。
人の命には終わりがあります。けれどもその直前まで元気でいたいと思っている方が多いのではないでしょうか?
病気の原因が明らかに分かっているものもあります。ウイルスや細菌などの病原体、有害な物質、大ケガなどです。
しかし、現在の科学では、ほとんどの病気の原因は分かっていません。
病気の原因には、生活習慣や心理状態、遺伝などが複雑に絡みあってい流ため、この先も原因をはっきりさせることは困難でしょう。
病気の原因を避けていくには、中医学の考え方がシンプルでおすすめです。ポイントはたった4点です。
六淫(りくいん):自然界の環境変化、病原体
七情(しちじょう):感情変化(過度なストレス)
飲食(いんしょく):飲食物の量やバランス
労逸(ろういつ):過労と運動不足
上の4つの働きかけで、人の心身は複雑に変化します。どんな体調不良や病気であっても、原因を分析していくと上のどれかに行き着きます。
遺伝的な要素はコントロールできませんが、上記の4つは日々の工夫で変化させることができます。意識しておけば、ダメージを負ってしまった時も、早めに修正していくことができます。
- 環境にあった服装をする(必要に応じてマスクなども)。
- 感情をコントロールする。
- 食生活に気をつける。
- 働きすぎない、適度に運動する。よく寝る。
地味ですが、この積み重ねが大切です。
楽しい人生を送ると、時には乱れてしまうこともあるでしょう。その時が漢方薬の出番です。乱れたら早めに修正すればいいのです。